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ギターをもつ理由

忘れもしない、高校生の秋の一夜。

日本では、衆議院選挙の日だった。

テレビをつけると、どのチャンネルをつけても選挙速報。

大喜びしている全国各地の政治家たち。

まだ高校生のぼくだったが、それはあまりにくだらなく感じた。

その理由はなんとなく分かっていた。


チャンネルをまわすと、唯一とある番組で、別の映像が目にうつった。



ブラウン管を通しての出会い。

それは今思えば「微妙」なのかもしれないが、17歳のぼくの胸に突き刺さった。



アフガニスタンの映像。

歌を歌う小さな子。



インタビュアーがその子に尋ねる。

「学校でどういうことを勉強してるの」

その子は、数字を1から順番に読み上げる。

読み書きを習ったのだ。

学校に行けることの嬉しさが伝わってきた。



さらにインタビュアーは尋ねる。

「学校で習った歌を教えてくれないかな」



その子は歌う。



それは、軍歌だった。



その子は歌う。

なんたって学校に行けて、その学校で習った歌。

嬉しいのだろう。



その子には何の罪もない。



映像のシーンは変わる。

その子は、アフガニスタンを舞台にした映画の主演に大抜擢され、出演することになった。



とあるシーン。

監督が「このシーンは笑って」と言う。





その子は、

笑えなかった。





その理由は、うまく文章には書けないけれど、ぼくはなにかを感じた。





ぼくは

「音楽は世界を救う」

なんてキレイゴトは好きではない。



音楽は、人を救うこともあれば、人を殺すこともある。

人を楽しくすることもあれば、人を不快にさせることもある。

世界を滅ぼすことだって、素晴らしいものにすることだってできるかもしれない。



その事実と向き合いたい。

なんたって「音楽」が好きだから。



歌わなきゃいけないと思った。

心から本気で、いつか、アフガンのその子に笑ってほしいと、思った。

笑顔のその子に会いたいと思った。

それまで歌い続けようと、なんの根拠もないけれど、不確かな確信をもった。

だから、今もギターを叩いている。



これは高校生の時の話。

記憶も曖昧な部分だってあるかもしれない。



その後もいろんなことがあって、いろんな想いが芽生え、日々葛藤しながらも、

今もこうしてギターを鳴らして歌っている。



迷いや葛藤は、いつだってある。

正直よく分からない。

でも、歌わずにはいられない。




世界にはたくさんの喜びや楽しみがあるかもしれない。

でも、世界にはたくさんの悲しみがある。

もちろん、日本を含めての「世界」だ。




空はつづいている。

あの子が見ている空と、ぼくが見ている空は同じなのか。

だれか、教えてほしい。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ここまで書いて。

なんでこんなこと書いたかと言うと、先日「どうして音楽はじめたのですか」と聞かれたから。

その場でうまく言えなかったから、ちゃんと書こうと。

正直書くことは難しいし悩む。

文章化すると、どうしても自分の中の文章化できない領域のもやもやが伝えられないし。



でも、書いてみた。

正直うまく書けたとは思わない。

全然書ききれてない。

これで誤解されてもしょうがない。

それでもいい。

いつか読み直して、気にくわなければ、書き直せばいい。

想いはどんどん膨らむし、変わっていくだろうし。



でも、やっぱり芯は変わっていない。

そう思える。



音楽は続ける。

歌い続ける。

それはなにも変わりません。




今まで出会ったみなさん、ありがとう。

これからも、どうぞ宜しくお願いします。
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